目指していたのは職住近接の暮らし
深川市で両親とともにメロン栽培と稲作に取り組むHさんは、4年前の結婚を機に市街地にある賃貸住宅で暮らしていました。「農繁期には朝早くから夜遅くまで作業をすることも多く、通勤が大変。なるべく早いうちに仕事場の近くにマイホームを建てようと思っていました」とHさん。2018年の冬からインターネットを活用し、主に旭川エリアにある工務店から、ご夫妻の要望をくみ取ってくれそうな会社を探したといいます。
「いろいろと調べていくうちに、創樹のホームページが目に留まり、デザインが素敵だなと思いました。実際に会社を訪ねると、私たちの希望に耳を傾けてくれる岩井社長の温かな人柄に安心感を覚え、すぐに新築を依頼しました」と、奥さんは創樹との出会いを振り返って語ります。
一方で新居建築のための宅地探しは難航。田園地帯で宅地を新たに探すのは、ご夫妻が思った以上に難しかったといいます。「紆余曲折ありましたが、実家の水田の一部を農地転用させてもらうことになり、結果、究極の職住近接になりました」と、Hさんは笑いながら語ってくれました。
1年間じっくりと探した理想のわが家のカタチ
新居の建築予定地は、南側に水田が広がる眺めの良さも魅力。「四季折々の美しい田園風景を暮らしの中で楽しめるよう、大きな窓を設けた南向きのリビングを提案しました」と岩井社長。さらにリビングから出入りできる濡れ縁風のウッドデッキも設え、住まいの内と外を緩やかにつないだプランに仕上げました。
ご夫妻は水まわりへ最短の動線で結んだ裏玄関、家事がしやすいキッチン、ユーティリティ直結のウォークインクローゼットなどを希望しました。岩井社長がご夫妻を訪ねては打ち合わせを重ね、1年かけて新築プランを完成させました。「これまで取り引きがなかったグラフテクトのシステムキッチンの採用を快諾してくれて、ショールームにも一緒に行きました。照明の多くも自分で探して取り寄せ、施主支給しました。そうした要望にも柔軟に対応してくれたので、私たちも家づくりを存分に楽しめました」と、奥さんは満足そうに話します。
納得のいく打ち合わせを経て、2020年5月から家づくりを開始。「工期中に第2子を授かり、新居の完成がより待ち遠しくなりました。嬉しいことが重なるタイミングってあるんですね」。
美しさと機能性を併せ持つ眺めの良い田園の住まい
第2子誕生と前後するように、ご夫妻待望の新居が完成しました。ナラの無垢床と白を基調にした南向きのリビングに設けられた大開口からは、Hさんが働く水田やビニールハウス、山並みが一望できます。高い吹き抜けと大きく開けた視界が、室内に心地よい広がり感を与えています。「創樹の住宅性能には信頼を置いていますし、明るく広々とした空間が居心地よくて、雪に閉じ込められる冬も楽しいインドアライフを送れそうです」とHさん。
リビング・ダイニングと一体となったキッチンには、シックな色合いのシステムキッチンと調和する背面収納やパントリーを造作。収納の面材や棚板には、床と同じナラ材を採用し、アクセントウォールやオープン棚も設え、おしゃれで機能的な家事スペースに仕上がりました。「キッチン以外にも、裏動線、収納の多さなど、使いやすさへの配慮も十分で、想像以上に家事がしやすいです」と、奥さんは嬉しそうに話してくれました。
確かな性能を備えた住宅デザインを提案する創樹がつくり上げた田園の住まいは、ご夫妻が願ったとおり「家族が笑顔で過ごせるマイホーム」となりました。