長沼町・Nさん宅
60代なので先々のことを考えて家を建てたいというお客様の希望に応え、足が悪くなっても困らないように生活基盤になるものはすべて1階へ集約しました。
光を取り込むリビングの大きな窓は開放感ももちろんですが、日光を浴びるとセロトニンと呼ばれる幸せホルモンが分泌されるそうです。リビング以外でも、そんなお日様の恵みを十分に享受できるように窓の大きさと配置には工夫しています。リビングとひとつながりの和室は、ヘリのない琉球畳を使用しているので、デザイン面でも違和感なくなじみます。
夜間、トイレに行くときに明るい光を見ると、寝付きづらくなることがあります。お布団へ戻ってから睡眠の邪魔にならないよう、動線上の足元にセンサー付きの間接照明をつけたり、介助をしながらでも狭く感じないよう幅を広くとった階段など、日々の生活に配慮した、10年後、20年後のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)を考えて建てさせていただきました。