2度目の決心で賃貸暮らしを卒業
帯広市内で賃貸住宅に住み、共働きをしていたTさんご夫妻。6年前、長男の誕生を機に、新築を思い立ちました。「でも、具体的なわが家像や依頼先が思い浮かばなくて、新築話はいつの間にか立ち消えになりました」と、Tさんは振り返って話します。
それから4年の歳月が流れ、次男が誕生。住まいはさらに手狭になり、子どもたちの泣き声や走り回る音にも気を遣う日々が続きました。「新築の建物だったのに、冬は寒くて玄関ドアは凍り、クローゼットの中にはカビが発生。子育てには向かない住環境を何とかしなくてはと切羽詰まった気持ちになりました」と奥さん。
そして、ご夫妻は新聞広告を頼りに、じっくりと話を聞いてくれそうな地元の業者を探しました。何社もの候補の中から選んだのが「暖かく清潔感があり、落ち着いた雰囲気の住まいに好感が持てた」という猪子建設。土地は共働きのしやすさを考えて帯広市内で探し、奥さんが子ども時代を過ごしたエリアで約89坪の宅地を購入することができました。6年がかり、2度目の決心でご夫妻は家づくりのスタートラインに立ったのでした。
性能と暮らしやすさを納得がいくまで追求
プランづくりでご夫妻が最も大切にしたのは、明るく暖かな住環境を実現することでした。猪子建設は付加断熱を採用し、断熱材で2×6工法の建物をしっかりと包んだ魔法瓶のような住まいを提案。さらに明るさを確保するため、リビングにハイサイドライトを設えた吹き抜けをプランに盛り込みました。「吹き抜けにはシーリングファンを設置し、ハイサイドライトから日射も採り込めるので、ご夫妻の要望をより良い形で叶えることができると思いました」と営業部長の猪子真治さん。
さらに、共働きの奥さんのため、片付けやすい収納計画とユーティリティ、ウォークインクローゼットを一体化した家事効率の良いプランを提案。「猪子建設は、自分のことのように暮らしやすい住まいがどうしたら実現できるか常に考えてくれ、次々と私たちが思い及ばない提案をしてくれました。おかげで、かゆい所に手が届くようなプランができました」と、奥さんは満足そうに語ります。
着工してからは、その経過を週末ごとに見守りながら、ご夫妻は新居の完成を心待ちにしていました。
思わず深呼吸したくなる子育てファーストの住まい
2020年3月、新居での生活がスタート。「まだ冬の寒さが残る時期でしたが、家の中はどこも暖かいのが嬉しくて。そして、室内の空気がクリアで心地よく、深呼吸したくなりました」とTさん。
頭上から陽射しが降り注ぐリビングは、ご夫妻の願いどおりの明るい仕上がりに。その景色を見渡せるキッチンは、奥さん自慢の家事空間になりました。「リビングに隣接してウッドデッキができる予定です。そのデッキまで見渡せる場所にキッチンを配置して、家事をしながら子どもの様子を見守れるようにしてもらったんです」と、奥さんは笑顔で語ります。「子育てファースト」の新居は、子どもたちが家の中で駆け回っても危険がないよう、階段のつくりや吹き抜けフェンスの意匠などにも、十分な配慮が施されています。ご夫妻の「大らかに育児を楽しみたい」という願いも、新築で叶えることができました。今後、Tさんが休日を利用してデッキやアプローチをDIYで設える予定だそう。「これからも猪子建設といいお付き合いを続けて、一緒により暮らしやすい住まいに育てていきたいと思います」。