2013.06.15
6月帯広例会報告
6月11日~12日にかけて十勝川温泉観月苑にて帯広例会を開催しました。
初日はバスにて十勝地域の会員施工住宅の見学です。
1軒目は水野建設さんの地域材である唐松材を構造材や外壁、床材などに使用し屋根には10kw以上の太陽光発電パネルを設置したエコ住宅です。
次は岡本建設さんの洗練された枠組み壁工法の家です、十勝地域は初期からいわゆる2by4工法を積極的に地域一丸となって取り組んだ先進地域なのです。
3軒目は会員ではないのですが清水町の紺野建設さん施工の伝統工法の家です。地域材のトドマツを柱に唐松を梁に使い金属金物をあまり使わずに伝統的な木組みで耐えられるように構造計算された家です。細部の収まりも大工仕事が細やかで皆関心しきりでした。
最後にトラッドさんのモダンな家を見学させていただきました。コンパクトな間取りを設計力で快適な空間にまとめ上げたとても参考になる美しい家でした。
ホテルに戻るとすぐに各種委員会の会議です、広報委員会では雑誌プロジェクトの概要を話し合ったりしました。
宴会は大切な情報交換の場です。毎回帯広例会では池田町の高級十勝ワインを用意してもらえるので話も盛り上がります。
2日目は、暖房エネルギーの選択を議題に北海道電力さんと北海道ガスさんにお越しいただき、会員の暖房設備会社であるエコテックさんも交えてのデスカッションです。エネルギーの選択は経済性だけではなく環境負荷のことも真剣に考える必要性と日本の今後のエネルギー政策にも影響されるので難しい問題だということを改めて感じました。
休憩時間には喫煙者会議や個人的な情報交換も盛んあちこちで行われます。
鋭い質疑も取り交わされ今回も中身の濃い2日間の例会となりました。