より快適な子育て環境を求めて新築を決意
2020年に結婚した共働きのHさんご夫妻。お子さんを授かったタイミングで、賃貸生活からの卒業を決意し、マイホーム取得に向けて情報収集を始めました。「ちょうど妻の実家の隣地を入手でき、依頼先はいろんな会社を見て納得できるところに決めたいと思いました」と、Hさんは話します。
ご夫妻は休日を利用して住宅展示場を見学。「でも、大手ハウスメーカーではどこも、敷地の坪数と予算で規格化された間取りがあり、それ以上の要望には応えられないと言われました」と、奥さんは振り返ります。
依頼先を決めかねていたご夫妻に、奥さんのお父さんが古くから付き合いのあった郷土建設を紹介。「地元では名の通った工務店でしたが、正直なところ情報が少なくて大手との違いが分かりませんでした。でも、担当の鈴木さんの温かな雰囲気に触れ、ここなら妥協せずに目指していた家が実現できるかもしれないと思いました」。
その直感を信じて、ご夫妻は郷土建設に新築を依頼。結婚から2年後、暮れの完成を目指して、郷土建設とタッグを組んだご夫妻は家づくりに取り組み始めました。
太陽光発電を備えたZEH仕様で省エネ性と居住性も追求
ご夫妻はプランづくりのベースとなるエネルギー源に、太陽光発電を利用した電気を希望しました。「実家の建て替えで太陽光発電を採用し、経済性の高さをすでに経験していました。また、災害時の停電の備えにもなるのが心強かったです」と、奥さんは話します。
6.8kWの太陽光発電パネルを搭載する新居は、ZEH仕様の電化住宅に決定。ご夫妻の要望で暖房には、「インテリアプランの自由度も高く、小さな子どもにも安全」と床下パイピング暖房を採用しました。奥さんは効率の良い家事動線、対面式キッチンも要望。Hさんはこげ茶やグレー、黒を用いた内装、また住まいのデザインや動線にマッチした庭や外構のプランも一緒に依頼しました。
「具体的な要望を整理し、コスト管理をしながら、ご夫妻の夢が最大限に叶うよう、プランづくりの調整役に徹しました」。そう控えめに話す鈴木さんは、床暖房の面積を拡張し、通年利用できるサンルームの設置を提案。「当初はウッドデッキを想定していましたが、僕らの冬の暮らしまで考えた提案に、新居の完成がますます楽しみになりました」とHさん。
隅々まで快適な住まいがもたらした“常春生活”
2022年12月、ご夫妻が楽しみにしていた新生活がスタートしました。Hさんの願いどおり、こげ茶と白を基調に、グレーや黒をアクセントに用いた落ち着いた雰囲気の新居は、玄関ドアを開けた瞬間、心地よい空気感に包まれます。
「旧居は部屋ごとに温度差があって、冬の寒さが気になっていました。新居はどこへ行っても冬は暖かく、夏は涼しくて、一年中春のような快適さです」とHさん。初めての冬の電気代も、1月で5万円程度だったといいます。「夏は売電分と相殺で、電気代はほとんどかかりません。毎日、スマホに発電量のデータが送られてくるので、節電意識も高まりました」と、奥さんも笑顔で話します。
共働きのHさん宅では、夫婦でキッチンに立つことも当たり前。食洗機や掃除のしやすいIHクッキングヒーターも導入したので、家事時間が以前よりぐっと圧縮。「おかげで気持ちに余裕ができ、子育てもより楽しめるようになりました」とHさん。「子どもの様子や窓の景色を見ながら料理をしたい。ずっと思い描いていた希望も叶いました」と、奥さんも声を弾ませて話してくれました。