羊蹄山が迫る土地との運命的な出会い
山スキーやクライミングが趣味で、シーズンのたびに冬の北海道を訪れていたというMさんご夫妻。「山とともに生きたい」という気持ちが膨らみ、住み慣れた東京からの移住をご主人が提案したのは、2015年のことでした。
最初は驚いたものの、北海道の雪質の心地よさや、大自然に囲まれて過ごす豊かなひと時にいつも喜びを感じていた奥さんは、ご主人の提案を快諾。「北海道への移住には抵抗は全くありませんでしたが、ニセコ町にするか、東川町にするかは悩みました」と奥さん。実際に目で見て最良の土地を考えようと、二人は土地探しを兼ねた道内旅行をすることに。「ニセコをドライブ中に売却中の看板を見つけ、車から降りてみて驚きました。そこは、羊蹄山が目の前に広がる理想のロケーションだったんです」。
運命的な出会いを感じ、Mさんご夫妻はすぐにその土地を購入。土地の魅力を最大限に引き出してくれる家を建てたいと、インターネットで建築会社を探していたところ見つけたのがヨシケン一級建築士事務所でした。
年月を経ても魅力的な住まいに厚い信頼
ヨシケン一級建築士事務所とすぐに連絡を取ったMさんご夫妻。「手がけた家を実際に見てみたいと伝えたところ、すぐに手配してくれました」。期待に胸を膨らませ、再び北海道を訪れたお二人でしたが、「ヨシケンの吉田さんが案内してくれたのは、新築ではなくてなんと築13年を越える家だったんです。とても驚き、そして感動しました」と当時を振り返ります。月日を重ねるたびに魅力が増す住まいに憧れていたご夫妻にとって、素晴らしさを持続させている築13年の住まいは理想そのものでした。「長い年月を経ても快適に暮らせる、というヨシケンさんの家づくりに対する自信が伝わりました。信頼感が一気に高まり、家づくりのパートナーはヨシケンさんしかいない、と気持ちが固まりました」。
北海道らしい三角屋根を持つ、シンプルな住まいという具体的なプランを当初から持っていたご夫妻。「理想が詰まった図面を自ら描いてくださるなど、イメージの共有がとてもスムーズでした。ニセコは弊社にとって初めての土地だったので、私自身もとても楽しんで仕事ができました」と笑顔の吉田さん。「私たちと同じくらい、もしかしたらそれ以上に吉田さんはこのニセコの家づくりにのめり込んでくれて。笑顔が絶えない、楽しい思い出がたくさんの家づくりでした」。
ニセコの大自然を相棒にありのままに暮らしていく
新居に引っ越してきたご夫妻が、2階の大開口に迫る羊蹄山を眺めながら感じることは、「ありのままに暮らすことの大切さ」。太陽の光で目を覚まし、ニセコの雄大な風を全身で感じながら、大自然と共に暮らす毎日は想像以上の豊かさに満ちていました。「人間が本来あるべき姿に立ち返ることができるような気がする」とMさんも大喜びです。
「薪ストーブの背面は石積みにしたい、土間は玉砂利の洗い出しで仕上げたい、など工事中に主人が思いついた細かなアイデアにも、吉田さんは柔軟に対応してくれました。希望や要望を我慢しなくても良い空気をつくってくれた吉田さんには心から感謝しています」と話す奥さんの言葉に、Mさんも頷きます。
「ニセコの町は、人も自然も全てがウエルカムな雰囲気です。大雨や豪雪など、自然の厳しさと対峙することも喜びの一つ。ここは理想のすべてが叶った生涯最高の住まい。妻と二人で、おおらかな時間の流れを満喫しています」とＭさんは笑顔で話してくれました。